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2020/12/27 13:07
陰陽五行瞑想は、陰陽五行説を基本として作られています。
紀元前3000年頃に成立した古代中国の陰陽思想と、紀元前2000年頃の五行思想が合わさって誕生しました。
東洋では昔から万物をを二つの陰陽と五つの元素(水・金・土・火・木)に分けられると考えられています。
この考え方のことを、陰陽五行説といいます。
陰陽説
陰陽説は、古くから宇宙のすべてを陰陽に分けるという考え方からできています。
この図を見たことがあるかな?と思います。
「太陰大極図(たいいんたいきょくず)」または「陰陽太極図(いんようたいきょくず)」といいます。
陰と陽とは、もともと2つの対となる物事を表していて、
例えば、太陽が陽で月が陰、奇数が陽で偶数が陰、男性が陽で女性が陰、表が陽で裏が陰…などが代表的な例です。
もともとは宇宙が混沌としていた時代に、陽の気が上がって天になり陰の地が下に留まって大地になったと考えられています。
ですから、陰陽五行瞑想では、天(宇宙)を陽、土(地球)を陰として繋がってもらう様に誘導しています。
このように自然界のあらゆるものは陰と陽の2つに別れており、一方がなければもう一方も存在しないとする考え方のことを陰陽思想といいます。
見えている部分が多くあったとしても、その裏側には、見えていない部分が多くあり、陰陽のバランスが取れているのです。
陰極まれば、陽となり、陰極まれば陽となるというのは、このことから証明できるのです。
ですから、この様な勾玉の様な形で、綺麗に半分に分かれていないのです。感覚としては、平面図ですが、立体にイメージしてもらってくるくる陰陽が混ざり合ってる感じになります🌈
五行説
陰陽をさらに分類して、この宇宙の全ては五つの元素(水・金・土・火・木)から成り立つとする考え方です。木が擦れて火が起こります。火が燃えて灰になり土に還ります。その土の中には金属が眠っています。そして、金属が鍛えられて冷えて水滴になります。
そして、水は木を育てます。これで、一周しました。一周して終わりではなく、これは永遠に続きます。五行は流で、永遠のスパイラルになります。
五行はお互いに影響し合い、図の一つ前の氣質は、次の氣質を助ける関係で「相生(そうしょう)関係」といい、成長する関係は、「相克(そうこく)関係」といいます。また、氣質の仲間同士の関係を「比和(ひわ)」といいます。
このように、陰陽五行説を起源として日本で独自の発展したものが「陰陽道」になります。
安倍晴明とかが有名だと思います🌟
また、身近には相撲の土俵や、節分の恵方巻が陰陽道を使って作られたものです。
日本には飛鳥時代に中国から伝えられた宇宙の全てに対する考え方ということで、森羅万象の宇宙の法則と言われています🌟
陰陽五行説は季節の変わりや身体に対応する部位、年、月、日、時間などのバランスの移り変わりにも対応しているので、知れば知るほど興味深いものになります🌈
陰陽五行瞑想のマントラ
陰陽五行瞑想でのマントラを考えてみましょう
マントラとは、マン=「思考」トラ=「守る」「解放」の意味を持つサンスクリット語(インドの古語)で、自己の解放とその状態を守ることを意味します。
マントラを唱えると長期的・短期的な記憶を司る海馬のうち右側の海馬もふえると言われています。しかし、きちんと発音しない意味がないや、サンスクリット語なので何言ってるかわからない、なんか宗教的で怖いという人も多いです。
陰陽五行瞑想はもっかどごんすい を 陰陽五行の森羅万象の宇宙の法則から導き出しマントラとして考えています。